自分で人生の舵取りをすることができているか?

 

当たり前のことのようですが、なかなか実行できている人は少ないんじゃないかと思います。自戒も含めて。

とくに最近、ご主人を急に亡くしてしまった奥様と関わるなかで感じること。

ご夫婦の役割分担として、家の修理、保険、大きなお買い物、引っ越しなど、いろいろな重要な判断はすべてご主人が行い、奥様は家事や炊事に専念してきた場合、

ご主人が亡くなられたときの奥様のその後の人生がとても困難なものになってしまいます。(もちろん逆も然りですが・・・)

あまりの困難に、パニックになったり、現実逃避したり、ときには精神的に参ってしまって鬱状態になってしまうことも。

ずーっとご主人に守られて自分で判断してこなかったのに、ご主人が亡くなられたとたん、そのさみしさの最中に、「あなたはこれからどうするの?」「どんな生き方をしたいの?」「誰と住むの?」「家はどうするの?」という難しい判断を迫られることになるのですから、当然ですよね。どんなにしんどい毎日か・・・

とくに子供がいないという方は、他に委ねられる子供もいないのですから、なおさら大変です。

一方、ご主人を立てつつも、自分で考え行動してきた奥様は
切り替えが早く(笑)、さぁつぎは自分の人生どうしようか?と前向きに なられたりする。

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何かに流されて生きていないか?

ご夫婦間でなくても、

親、先生、上司、夫(妻)、子供、テレビ・・・
「○○が言うから」といって、自らが進む道を誰かにゆだねる生きかたは
ある意味ラクでしょう。

うまくいかなかったら○○のせいにすればいいし、それで人生を通せれば、自分の心を守るための一つの生き方としていいかもしれない。

でも人生の終盤に、急に「あなたはどうしたいの?」と自分の意見を迫られる事態があるということ、そのときにどう対応できるかこそが人生を生き抜く力だということを、人生の先輩方から教えてもらっています。

自分で判断できる力を身につけることこそが、
「老い支度」の根本なのではないか?と感じる毎日です。

私は、自分で人生の舵を取りたい。

そして自分の子供たちにもそういう人間であってほしいと願います。

 

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にしざわゆみ司法書士事務所
司法書士 西沢優美
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